展示資料設置場所青信号
韓国の研究チームが、20万回以上折り曲げてもシワにならない視聴用光学フィルムを開発しました。
この技術は、日本三大輸出管理品目の一つである「フッ素化ポリイミド」を国産化したもので、折りたたみ式スマートフォンだけでなく、タブレットPCやノートパソコンなどへの普及が期待されています。
14日、韓国産業技術研究院の環境にやさしい融合材料研究部門のホン・ソンウ博士のチームによると、今回開発されたフッ素系ポリイミド光学フィルムは、透明度の高い柔軟な光学フィルムであり、折り曲げ信頼性を備えた強度と耐久性を備えています。既存のガラス系材料の光学特性を維持します。
一般に、ディスプレイを折りたたむと、内側に圧縮力、外側に引っ張り力が発生します。 このため、ディスプレイを繰り返したたんだり開いたりすると、表面にひびが入ったり、割れたり、シワになったりすることがあります。 この問題を解決できる新しい代表的な光学材料の1つが、プラスチックをベースとした「柔軟な光学フィルム」です。
研究チームは、一方の特性が改善されると、もう一方の特性が相対的にネガティブになる「トレードオフ」現象を克服することに焦点を当てました。 最初に、かさ高いフルオロカーボンをポリイミドに導入して、強く結合したポリイミド鎖間の距離を縮めました。 これにより、光透過率をさらに高めることができました。 さらに、ポリイミド鎖間の水素結合や金属イオン結合の可能性を高め、ポリイミド鎖間の距離を縮めた際の弾性低下の問題を解決しました。
このように電荷移動錯体(CTC)の構造を制御することで、研究チームはフッ素系ポリイミド光学フィルムの弾性と光透過率の両方の性能を高めました。
Hong 博士は、「フッ素系ポリイミドは、次世代ディスプレイの開発に不可欠な材料であり、国産化が急務となっている材料であるため、注目してきました」と述べています。
本研究成果は、材料分野の国際学術誌「Advanced Functional Materials」に掲載され、5月には同誌の表紙に選ばれました。
monarch@fnnews.com キム・マンギ記者
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