G7首脳共同声明「北朝鮮の暴走に強力に対応」 :: 慶南新聞

主要7カ国(G7)首脳は20日に発表した共同声明で、前例のない頻度で弾道ミサイルを発射した北朝鮮を非難した。

G7首脳はロシアのウクライナ侵攻を強く批判し、ウクライナへの揺るぎない支援を約束した。

中国については、武力による一方的な現状変更を試みないよう警告し、台湾との問題を平和的に解決するよう求めた。


【広島AFP=聯合ニュース】G7サミットが開催されている日本の広島で20日、各国首脳らが記念写真を撮っている。

◇「北朝鮮は弾道ミサイル技術を利用した核実験や発射を控えるべきだ」

19年から日本の広島で開催された3日間の会合の結果をまとめた共同声明の中で、G7首脳は北朝鮮の弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会決議違反であると強調し、さらなる攻撃があれば反撃すると警告した。挑発。

G7首脳は共同声明で北朝鮮に対し「国際の平和と安全に重大な脅威をもたらす弾道ミサイル技術を利用したさらなる核実験や発射を自制する」よう求めた。

弾道ミサイル技術を利用した発射の自制を求めるのは、近い将来、北朝鮮が偵察衛星を発射する可能性を考慮したものと解釈される。

同氏はまた、北朝鮮に対し、既存の核兵器と核開発計画を完全、検証可能かつ不可逆的に放棄すること、またその他の大量破壊兵器と弾道ミサイルが安全保障理事会決議に従うことも要求した。

北朝鮮が国民の福祉よりも大量破壊兵器や弾道ミサイルの違法開発を優先していることを懸念し、G7首脳は韓国、米国、日本に対し対話提案を受け入れるよう求めた。

同時に北朝鮮に対し、人権を尊重し、国際人権機関へのアクセスを認め、日本人拉致問題を即時解決するよう求めた。

【モスクワ新華社=聯合ニュース】中国の習近平国家主席(左)とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が21日(現地時間)、ロシア・モスクワのクレムリン宮殿での首脳会談後、共同声明に署名し握手している。 そこには

【モスクワ新華社=聯合ニュース】中国の習近平国家主席(左)とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が21日(現地時間)、ロシア・モスクワのクレムリン宮殿での首脳会談後、共同声明に署名し握手している。 「中露新時代における包括的戦略協力パートナーシップの深化に関する共同声明」は、ロシアに対する独自制裁に反対し、ウクライナ戦争終結に向けた「責任ある対話」を呼びかけている。 2023.03.22 ddy04002@yna.co.kr

◇「ロシアの侵略が続く限りウクライナを支援せよ」

G7は40ページにわたる共同声明で、国際社会の最大の懸案であるウクライナ危機に初めて言及した。

G7は「ロシアが不法にウクライナを侵略する限り、ウクライナを支援する具体的な措置を講じる」と述べた。

G7首脳は「ロシアのウクライナ侵攻は国連憲章を含む国際法への重大な違反として、可能な限り最も強い言葉で改めて非難する」と述べた。

また、包括的で公正かつ永続的な平和が達成されるまで、ウクライナに揺るぎない支援を提供すると強調した。

G7は、ウクライナ情勢に関する共同声明とは別の声明を発表したことに触れ、ウクライナへの外交、財政、人道、軍事支援を強化すると約束した。

また、ロシアの継続的な侵略に対する戦費を引き上げ、世界の弱い立場にある人々への影響を軽減するために取り組むことにも同意した。

(広島=聯合ニュース)G7議長国の日本から招待オブザーバーとしてG7サミットに出席したイム・フンジョン特派員=尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、グランドで開催されたG7首脳会議で主要7カ国の首脳らとともに祝賀を行った。 20日、広島プリンスホテルで撮影中 2023.5.20 kane@yna.co.kr

(広島=聯合ニュース)G7議長国の日本から招待オブザーバーとしてG7サミットに出席したイム・フンジョン特派員=尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が、グランドで開催されたG7首脳会議で主要7カ国の首脳らとともに祝賀を行った。 20日、広島プリンスホテルで撮影中 2023.5.20 kane@yna.co.kr

◇中国監視「地球規模の課題で協力が必要」

中国については、協力の姿勢を表明するとともに、武力による一方的な現状変更を容認しないとの姿勢を示した。

G7は「中国と建設的で安定した関係を構築する用意がある」と述べた。

G7は中国との「切り離し」(サプライチェーンからの切り離し)はしないが、非常に重要なサプライチェーンにおける(中国への)過度の依存を減らすと述べた。

G7は中国が海洋進出を強める東シナ海と南シナ海情勢に深刻な懸念を表明する一方、「いかなる力や強制による一方的な現状変更に強く反対する」と表明した。

さらに、台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて強調し、それは国際社会の安定と繁栄にとっても不可欠であると述べ、問題の平和的解決を求めた。

G7はまた、チベットや新疆ウイグル自治区を含む中国の人権状況について引き続き懸念を表明すると述べた。

同氏はまた、中国に対し、ウクライナへの攻撃を停止し、前提条件なしで即時軍隊を撤退させるようロシアに圧力をかけるよう求めた。

◇「核のない世界を目指して…核軍縮・不拡散の取り組みを強化」

G7共同声明には「核兵器のない世界」を目指し、核軍縮・不拡散の取り組みを強化する内容も盛り込まれた。

核不拡散条約(NPT)は国際的な不拡散体制の基礎であるとの声明も盛り込まれた。

G7は前日発表した核軍縮に関する別の声明で「北朝鮮はNPTの下で核保有国の地位を持つことはできない」と述べた。

G7はまた、グローバル・サウス(主に南半球に位置する新興国および発展途上国と一般に呼ばれる)との協力を強化する方針も発表した。

特に気候変動における新興国と発展途上国の役割は重要だと述べ、温室効果ガス排出削減に向けた協力を強調した。

さらに、新型コロナウイルス感染症収束後の感染症危機の再発の可能性も踏まえ、ワクチン等の医薬品を公平、適時、適正な価格で流通させるための新たな枠組みを整備することとしました。新興国や発展途上国を含む世界。

◇「IAEAによる福島汚染水検証への支援」

G7は、東京電力が福島第一原子力発電所で実施している廃炉作業と、この方向に向けた日本政府と国際原子力機関(IAEA)の努力を歓迎した。

さらに、今夏に始まる予定の福島第一原子力発電所の汚染水(日本政府は処理水)の放出について、「基準に沿って行われるIAEAの独立検証を支持する」と述べた。人間や環境に害を及ぼさないように安全性と国際法を順守する必要がある」と彼は述べた。

世界金融動向についてG7は「引き続き注意深く監視し、金融の安定と世界金融システムの健全性を維持するために適切な措置を講じる」と述べた。

デジタル分野では共同声明に「信頼できる人工知能(AI)という共通の目標を達成するため、民主主義的価値観に基づく国際協議」の内容が盛り込まれた。

共同声明には、女性と性的少数者(LGBT、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の人権と基本的自由を損なう暴力に強く反対する声明も盛り込まれた。

ユンハプニュース

Nakai Katsuo

「音楽の魔術師。邪悪なポップカルチャーの恋人。謝罪のないクリエーター。いたるところにいる動物の友達。」